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住宅会社のyoutube活用は「ほどほど」に

住宅会社にとって、「家を建てたい」から「土地・住宅会社探し」「契約」に至るまでのプロセスに、どうアプローチするかは重要な広報戦略かと思います。今回はそのプロセスの中で、youtubeはどの程度役立つのかを検証します。

例に出すのは、性能、デザイン、話題性、ワクワク、物珍しさも兼ね備えたランニングシューズの「onクラウドモンスター」を見つけ、買って、満喫している私の体験談です。ほぼ雑談のWEB戦略の話ですw

動機 駐車場が高いし痩せたい

北海道住宅新聞社は昨年、札幌駅近くにオフィスを引っ越しました。その結果、私は自宅からの距離が延び、駐車場は結構高い。なので春になったら毎日ではなくても歩こうかな?とぼんやり思っていました。そして50歳になると体力の衰え、肥満、腰痛などもあります。それで歩こうと思ったのです。そしてランニングシューズが欲しいという思い(物欲w)が生まれました。

前提 自分のストック知識&経験で靴選び

物欲が湧いたあとは、すぐに情報収集に走るとは思いますが、その際も、各自、自分の頭の中に、何らかの知識や経験があると思います。私の場合は、中学の部活が陸上部。高校1年生の全校マラソン大会で、総合13位になるくらいランニング経験がありました。シューズは当然大事。アスファルトを走り続けると足腰のダメージは尋常ではない。アシックスやナイキは競技用、トレーニング用でも王道。ナイキが厚底でマラソン界を席巻しているらしい。が、最近のトレンドは知らない。ということで少し情報収集をしました。

情報収集1 youtube

時代は変わりました。何かをじっくり知りたいときはgoogle検索で誰かの文章を読むより、youtubeをスマホか、それともリビングのテレビで視聴するケースがむしろメインかもしれません。私も今回youtubeの検索で「ランニングシューズ」と入力しました。

こんな動画を10本以上視聴しました。アシックスやナイキは定番で安心だな。バッシュやスニーカー、おしゃれ重視の靴ではダメだな。でも蛍光色とかで派手なのはビジネスシューズとしてはつらいな。でした。まあ会社で履き替えればいいとはいえ。

気づいたんです。ランナーたちが絶賛している靴があることに。スイス製のランニングシューズで、靴のソールがちくわみたいになっているw。知らないメーカーだし、見た目も変わっているけど、youtube上では絶賛が多くて。走っていて楽しいとか・・・猫ひろしのガチレビューも面白かったw

家探しでyoutubeはどんな使われ方をしているの?

iezoomでは家を建てた方に毎年100軒近くお話を伺いますが、多くの方がyoutubeを使っています。使い方は「住宅会社選び」ではなく、「家づくりの基礎知識・間違わないためのポイント学び」というパターンが最多です。


つまり遠いところに住んでいるかもしれない住宅系youtuberのお話を見て学ぶわけです。なのでローカルビジネスである住宅会社がyoutuberのように、日々youtubeを投稿しまくる、は結構遠回りの戦略な気がします(地元の人以外の視聴者の方が圧倒的に多い)が、でも、住宅会社も多少はyoutubeをやっておく必要はあるかなと思います。

youtubeで地元の住宅会社を探す人もいるので、チャンネルと数本の投稿は備えるのがおすすめです。ただしyoutubeにドはまりするより先に、優先すべきweb戦略は別にあるでしょう。

試着 スポーツデポ札幌光星店

youtubeで見て情報収集しても、やはり実際に履いてみないとピンとこない。自分の足に合うかどうかそもそもわからないし実売価格も知りたい。ということでスポーツデポ札幌光星店に行きました。(住宅購入でいえばモデルハウスやオープンハウス来場と同じかと)。ということで実際に履いてみて、店員さんに話を聞いてみて・・・翌日には買っていました。

決め手は?

なぜオン・クラウドモンスターを買ったのか?

1 履き心地が良い

履いた瞬間、少し前傾になり走り出すときの体重移動がスムーズそうだし、ふかふかした独特の感じ。そもそも久しぶりのランニングを続けられるか自信がない私にとって「楽しさ」「安全性」はかなり重要。実際通勤でもう10回以上自宅往復しましたが、正直楽しいです。ゆっくり歩くときはクッション性が抜群。早めに走るときも、機敏な反応です。

2 見た目の都合がいい

蛍光色のランニングシューズは目立ちすぎる。仕事の時はジャケット着用していることも多いので、会社で履き替えればいいとはいえ、ジャケットでも問題ないランニングシューズがあるならそれにこしたことはないと考えました。真っ白、あるいは真っ黒なら良いだろうという判断です。

3 少々高くても

onのクラウドモンスターは、18000円くらいします。気軽なトレーニングシューズとしては少し高め。でも、5000円とかの格安ランニングシューズなどは絶対後悔するというのもyoutubeで教わりましたw.

結局、少しお値段が張っても、自分が嬉しくなる靴を選んだわけです。ちなみに家を建てる人も、最後に大手ハウスメーカーを選ぶ局面で、迷いに迷って結局は信頼のブランド、あるいはあと500万円余計に払えば一流メーカーの家が買える、となると高い方を選ぶというのはよくあります。

まとめ

youtubeは幅広い年代で使われています。主にスマホ、あるいは自宅のテレビで、多くの人が、ざっと情報収集するのに活用していると思います。ただし住宅会社はそれほど熱心にyoutubeに取り組んでいる会社は少ないと思います。なぜか。

  • 編集が大変~社内でやるなら手間が、社外ならコストが問題になる
  • 施主の了解を得にくい~写真撮影とインタビュー、より施主の負担が増大になる
  • 内容を面白くできない~面白くするには編集も台本も、段取りも重要
  • 商談に至らない~youtubeを見ただけでは、自社に向けて行動を起こしてくれる人が少ない
  • 社員が動画に出たがらない

などが原因でしょうか。

youtubeを頑張って住宅受注につなげている住宅会社もあります。動画は写真より、音と映像で情報量が多いし見る側は読むより観るだけなので楽というのもあります。自社の人材や家づくりの雰囲気を知ってもらうのにも効果的だと思います。

一方でyoutubeを頑張り過ぎて担当者が疲弊している割に成果がない住宅会社もあります。

どうすればyoutubeチャンネルの育成ができるのか、そもそもyoutubeを視聴してもらっただけでなく、営業成果にどうつなげるのか・・・・もし、住宅会社でyoutube戦略を、適切な方法、コストで、効果的に始めたいということでしたら、当社もお手伝いできます。

北海道住宅新聞社のyoutubeチャンネルもあります。iezoomチャンネル

自社コンテンツとして動画を作ることもありますし、

住宅会社、あるいは住宅団体の委託を受けて動画制作をさせていただくこともあります。

なお、youtubeは動画を作って公開していけばいつか結果が出る、というほど甘くはないので、住宅会社に適した戦略が必要です。ぜひご相談ください。


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    栗原

    北海道住宅新聞社webメディア局マネジャー。札幌生まれ・浦河・旭川・北見育ち。編集プロダクションのライター・編集者を経て2008年に北海道住宅新聞社入社。各クライアントの魅力・特長を踏まえ、結果につながる記事、写真、サイト、動画、SNS、NET広告を展開するのが得意です。

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