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新住協北海道地区大会in旭川・その2住宅見学ツアー

なんだかジメジメした日が続いていますが皆さんいかがお過ごしでしょうか?完全に梅雨のよう。暑さ対策もしっかりしたい今日この頃です。さて、話題は前回のご報告の第2弾。新住協で培った住宅技術を使って、実際にどんな住宅を建てているのか、参加企業さんのご協力で、施工事例を見学するバスツアーがあり、栗原と二人で参加してきました。

1 雅建築企画さん 住宅2棟

こちらは旭川の雅建築企画さんが手掛けたリノベーション住宅。オーナーは家具デザイナーで、住宅の造作キッチンや家具製作などをしている方です。外からの見学のみでしたが、板張りの外装で、窓にも造作の木窓を使っています。大きなウッドデッキでは娘さんが水遊びを楽しんでいました。

もちろん断熱改修もしっかり行っているそう。薪ストーブで十分に暖かいそうです。

何やらアイデアをメモするオーナーさん。大自然に囲まれてひらめくデザインは、ナチュラルでいて、洗練されています。お隣に建つ住宅で家具も拝見できました。

こちらは新築住宅です。外壁は横位置の板張りで、積んである薪もいい雰囲気。

玄関横に仕事部屋を備えたコンパクトな住宅です。

2階の様子。さきほどの家具デザイナーさんが製作したオーディオラックを発見しました。北欧テイストを感じますが、取っ手や木の縁取りに和の趣きも感じさせるデザインが素敵です。

こんな景色を眺めながら暮らせるなんて、夢のよう。東川町がアーティストやクリエイターに人気なのも頷けます。

2 ノースクリエイトさん コンドミニアムと隣接する店舗

次はコンドミニアムと店舗の実例です。こちらはコンドミニアムandon。一つの建物を上下に使い、3つの客室が構成されています。

1階に寝室と洗面・トイレが配置されています。コンパクトながらとても落ち着く空間です。

階段を上がるとキッチンと、リビングダイニングスペースがあります。細長い空間に階段も配置しながら、上手くプランされていました。客室はそれぞれデザインテイストが違っていて、それもまた面白かったです。家具やキッチンも全て造作。きれいな納まりが気持ち良い空間でした。

こちらは隣接する焼き肉屋さん。焼き肉レストラン雪洞(ぼんぼり)です。

傾斜屋根を生かした店内。

ボックス席になっていて、大きな窓から庭のグリーンを眺めながらゆっくりと焼き肉が楽しめます。

3 北の住まい建築研究社さん 住宅1棟

こちらはかなり奥に入ったところにある住宅です。横長に配置された住宅は、全居室から目前の森を眺めることができました。ご夫婦とお子さん2人が暮らす予定ですが、今は海外に居て休暇ごとに訪れているそうです。あまりに見学者の方たちが多かったので中の様子はご想像にお任せします…。洋風の設えに薪ストーブ、タイル張りの水回りなど、職人さんの丁寧な仕事ぶりがうかがえました。

4 道の駅ひがしかわ&隈研吾設計のサテライトオフィス

きらり☆ソフトクリームというのだそう。

この日はとても暑くて、トイレ休憩で寄った東川の道の駅でソフトクリームをパクリ。ミルク多めですぐに溶けちゃう軽い感じのソフトクリームでした。

「松下さん、このすぐ裏に隈研吾の設計したオフィス群あるの知ってる?」と栗原。

「え?見たことないです。行きたいです!」

ってことで、ちらり遊歩道の付いた敷地の中を通過してきました。まずは木造でこの大きな開口部。そして傾斜屋根の頂点はとてつもない高さです。2人して社殿みたいな雰囲気あるよね、と話しながら見学しました。

ちゃんとモニュメント風のものがあるのも素敵。これは大きな石なのかな?だとしたら凄い大きさです。座ってみたかったなぁ。

自然素材をふんだんに使った断熱気密住宅を一挙に見たわけですが、東川の自然と組み合わさると、その素敵さが倍増します。景色に溶け込む住まいの美しさを感じたツアーでした。そんなこんなであっという間に午前中のツアーは終了し、午後はこの大会のメインである研究発表会に参加しました。そちらの様子はその3でお伝えします。懲りずにお付き合いくださいね☆

松下

チーフ・ディレクターの松下です。20代に出版社勤務→子育て→古巣で住宅ライター→現在に至ります。空間づくりに興味があり、半年間家づくりの職業訓練を受けた経験があり、大工さんへのリスペクト大です。今のモットーは「できません」を言わないこと。まだまだ自分を諦めずに挑戦したいと思っています。仕事を通じて住宅会社さんや、これから家づくりを考えている方たちのお役に立てると嬉しいです。

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