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新住協北海道地区大会in旭川・その1北総研視察

こんにちは!iezoomplus松下です。6月23日~24日の金土で、編集長の白井・マネジャーの栗原と一緒に新住協(一般社団法人 新木造住宅技術研究協議会)北海道地区大会in旭川に参加してきました!コロナもあり、旭川での開催は7年ぶりだったそう。まずは23日に行われた北総研(北方建築総合研究所)見学の様子からご報告したいと思います。存在は知っていたけれど、実際にどんなところなのかは未知でした。とても貴重な機会です。

広大な敷地に様々な実験棟を持つ建築系の研究施設

北総研は積雪寒冷地の建築・住宅・地域づくりの研究を産学官で進めることを目的として設立された北海道立総合研究機構の建築研究本部です。今回は、建築に関する試験や性能評価を行う建築性能試験センターを見学しました。

北総研・庁舎アトリウム視察の様子

参加したのは新住協メンバー。新住協は「快適な省エネ住宅をローコストに供給する」を信条に集まった、工務店、設計事務所、ハウスメーカーによる技術開発集団で、高断熱高気密住宅の施工技術向上を目指して1989年頃に発足した一般社団法人。全国800社以上が加盟しています。

■建築材料や建物の性能試験・評価・研究が目的

北総研の建築性能試験センター

  • 建築関連企業や市町村からの依頼試験、
  • 建築関連企業などの材料・技術開発のための施設使用・貸与
  • 建築基準法に基づく指定性能評価機関としての性能評価
  • 構造計算適合性判定
  • 調査研究・指導・研修

などを担う産学官連携の研究機関です。ここからはダイジェストで印象に残った実験施設を紹介したいと思います。

■水密気密試験装置

幅2m×高さ2.5mの機械に窓や壁材を挟み込んで、動風圧に関する試験を行う設備です。大雨や強風などに対する強度・耐性を調べます。

■外部環境シミュレーター室

圧巻の大空間に、実物大の建物を建てて、寒冷環境での試験が可能。資材は右手に見えるエレベーターで運ぶそう。その他に凍結路面での歩行実験、動作解析試験なども行われます。

■構造強度実験室

こちらも驚きのスケール感。構造体の強度を図るための実験施設です。ここは外から大きなシャッターで出入りが可能。大きな柱がいくつも置いてありました。

■防耐火実験室

建材などの防耐火性能を図る実験施設です。3m四方の大きな炉の中に実験体を入れて最高温度1200℃まで加熱して実験できます。この大きな炉は全国に6つしか無く、北総研の実験炉が一番稼働しているそうです。そしてこの大きな炉を製造しているのは何をつくっている会社でしょう?答えは火葬炉の製造会社とのこと。特注でこの大きさのものを納めてくれているそうです。

■北総研の建物自体も実験的に造られている

この巨大な施設の外に出てみると、外装は切れ目のないガルバリウムで覆われていました。解説によると、その長さが足りなかった部分をブロック積みしているのだそう。ガルバリウムは無塗装にしてあり、経年劣化の様子が分かるようになっています。築20年ほど経っているそうですが、目立ったさびなども見受けられませんでした。

この他にも見学した施設はもっとありましたが、メーカーからの依頼試験中の施設は撮影NGなど、プライバシー保護・秘密保持もしっかりとされていたことも印象的です。

さて、庁舎に戻り解散の後は、新住協の懇親会にも参加しました。

登壇されているのは新住協代表理事で、研究分野でこの団体をけん引してきた鎌田紀彦室蘭工業大学名誉教授

旭川をはじめ、札幌ほか全道各地から会員会社さんが集い、親睦を深めました。テーブルを囲みながら、今どんなことが大変か、逆にうまく行っているか、仕事の話や趣味の話も含め、話に花が咲きました。

二次会にも参加させていただき、最後は栗原と二人で旭川ラーメンで締めてホテルに戻りました。翌日は朝からバス移動での住宅見学ツアーと、研究会に参加します。そちらの様子も順にご報告したいと思います。

それではまた!

松下

チーフ・ディレクターの松下です。20代に出版社勤務→子育て→古巣で住宅ライター→現在に至ります。空間づくりに興味があり、半年間家づくりの職業訓練を受けた経験があり、大工さんへのリスペクト大です。今のモットーは「できません」を言わないこと。まだまだ自分を諦めずに挑戦したいと思っています。仕事を通じて住宅会社さんや、これから家づくりを考えている方たちのお役に立てると嬉しいです。

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