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コンセプトハウスの重要性を実感「こんなの欲しかった!」

写真はすべてI社さまご提供

バイオフィリックデザインって?

先日、札幌のI社さまのモデルハウス取材に行ってきました。I社さまは、設計やコーディネート全般に、積極的に女性を起用しており、女性ならではの感性が生かされた、暮らしやすくオシャレな住空間が魅力です。

今回、モデルハウスを担当されたOさんは入社3年目。インテリアや住宅が好きで、異業種から転職されたそう。モデルハウスのコンセプトは「バイオフィリックデザイン」と聞いて、流行に疎い松下の頭の中は「?」マークに。

調べてみると、バイオフィリックデザインの概念とは、人間は本能的に自然とのつながりを求めており、建築環境の中に自然を感じられるデザインを採用することで、リラックス効果が得られる、というもの。

オフィスに観葉植物を置くと、生産性や向上性が上がるということからも、納得のいく理論。お家の中が植物だらけな私好みのデザインのようです。

どんなところがバイオフィリックなの?

どんなところがバイオフィリックなのでしょう。実際に拝見していくと…

2階ホールのインナーテラス。作業デスクもあるので、書斎としても使えます。日当たりが良いので観葉植物の栽培にもうってつけ。松下的には多肉植物が似合うなぁと感じました。

配色や素材感も自然を感じさせるトーンや質感にこだわっています。キッチンはリクシルの新製品で、面材の色味がスモーキーなグリーン調。タイルも緑や土をイメージさせる配色。天井には木目調のクロスをあしらっています。

柔らかな陽射しが降り注ぐ吹抜けのリビング。日光も自然のものです。ただ広いだけでなく、木の梁があることで、落ち着く空間になっています。

「こんなの欲しかった!」ニーズを捉えた最先端の提案を半期ごとに発表

お邪魔して真っ先に目に入ったのは、こちらの「ヌック」でした。ソファーの背面にひっそりと盛り込まれたこの空間は、ちょっと座って本を読んだり、ゴロンと寝そべってお昼寝をしたり。家族と一緒の空間に居ながら、自分の世界に没頭できる魅力があります。

普段は収納になりがちな階段下のスペースを活用したこのプランには、思わず「こんなの欲しかったぁ~!」という心の声が素直にでてしまいました。素晴らしい。

過去のモデルハウス

これまでも、リビングの一角に土間空間を提案したり、テレワークに対応できる引き戸付の書斎をキッチン横に設けるなど、I社さまは、おうち時間が楽しめるプランが得意な会社ですが、その提案内容が常に進化していることを感じます。

空間のアイデアは、どうやって思いつくのか、情報収集はどのようにしているのかとOさんにうかがうと、カフェ巡りが趣味で、お店のインテリアから着想を得ることが多いのだとか。

時代のニーズを捉え、最先端のインテリアを融合させながら、子育てしやすく、暮らしやすいプランを半期ごとにリリースしているI社さん。女性ならではのアンテナが、I社のアイデアの源泉にもなっています。またこのように、コンセプトハウスがしっかりしていることは、やはり会社選びのポイントになっているな、と改めて感じた取材でした。

iezoomの記事はこちらから バイオフィリックデザインを採用した癒しの家「Sol+(ソルプラス)」 石狩市緑苑台

それではまた~☆

松下

チーフ・ディレクターの松下です。20代に出版社勤務→子育て→古巣で住宅ライター→現在に至ります。空間づくりに興味があり、半年間家づくりの職業訓練を受けた経験があり、大工さんへのリスペクト大です。今のモットーは「できません」を言わないこと。まだまだ自分を諦めずに挑戦したいと思っています。仕事を通じて住宅会社さんや、これから家づくりを考えている方たちのお役に立てると嬉しいです。

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